徒歩・電車でバックパックキャンプに行く場合、初めてのザック(バックパック、リュックサック)の容量(大きさ)は、最低でも50リットル、できればもっと大きいものをオススメします。
最初から荷物を軽量化・コンパクト化することは無理なので、どうしても荷物が大きくなりがちです。大きいザックならば荷物を詰めることにストレスを感じることなく、心にも余裕ができてキャンプを楽しめますし、その後のキャンプ道具選びにも余裕が持てます。
今回は、実際に50リットルと65リットルのザックにそれぞれ詰めてみての感想を述べていきます。
ザック(バックパック)に入れる道具等のリスト
実際にザックに詰める道具等を以下にリストアップします。
もちろん、必ずしも必要とは言えないものが含まれていたり、逆にあった方が良いものが含まれていなかったりするかとは思いますが、自分の体験も踏まえて、初めてのバックパックキャンプに行く時に揃えようとするであろう道具等をリストアップしました。
大きいもの
① | マット | thermarestのマット 51x15x13cm 410g |
② | テント | BUNDOK BDK-17 43.5×13.5×13.5cm 2.14kg |
③ | チェア | チェアワンのようなチェア 35x12x10cm 900g |
④ | 寝袋 | ナンガ オーロラライト450DX 30xφ14cm 865g |
⑤ | テーブル | CAPTAIN STAG アルミロールテーブル 40x7x6cm 700g |
⑥-1 | 焚き火台 | YOLER 折りたたみ焚き火台 24.5×17.5×4cm 800g |
⑥-2 | 焚き火台シート | ロゴス 焚き火台シート 20x15x1.5cm 270g |
小さいもの
①-1 | 虫除けスプレー | |
①-2 | 軍手 | |
①-3 | 着火剤 | |
①-4 | ライター | |
② | トング | |
③-1 | クッカー | モンベル アルパインクッカー ディープ11 |
③-2 | ガスバーナー | SOTO(ソト) ウィンドマスター |
③-3 | ガス缶 | 250 OD缶 |
④ | コップ、食器、カトラリー | |
⑤ | ランタン | |
⑥-1 | キッチンペーパー | |
⑥-2 | ウェットティッシュ | |
⑥-3 | ゴミ袋 | |
⑥-4 | ぞうきん | |
⑦ | 折り畳み傘 |
衣類等
① | タオル、防寒具、着替えなど |
衣類が意外とかさばります。今回は、寝袋とともにザックの下部のスペースに詰め込みます。
その他
① | スマホ、モバイルバッテリー、イヤホンなど |
② | 財布など |
③ | 常備薬など |
食材
食材は、別途、保冷バッグに入れて持っていくことにします。
ザック(バックパック)に入れる
ザックへの詰め方
ザックへは、以下のように詰めていくことにします。ただ、パッキングのセオリーなどは知らない私の我流の詰め方なので、その点はご注意ください。
一応、文章でも。
② メインのスペースにマット、寝袋以外の「大きいもの」と「小さいもの」
③ 下部スペースには「寝袋」、「衣類等」、「折り畳み傘」
④ 外側に一番大きいアイテムである「マット」
テントはパーツごとに分ける
テントはパーツごとに分けると、詰めやすくなります。とくに、「ポール」は細いのに長さがあり、他のパーツとは形状が大きく異なるので、分けることによる効果は大きいです。これは常識なのかもしれませんが、私は知らなくて、ネットで当然のように書かれているのを見かけて「なるほど!」と思ったことなので、念のために書いておきます。
50リットルでも入るが
まず、50リットルのザックに詰めてみます。使うザックは以下のものです。5000円ぐらいの安いザックです。
【容量】50リットル
【重量】1.52kg
【サイズ】 65 x 32 x22 cm
入ります。まだ少し余裕があります。
ただ、長さが40cmあるテーブルやテントのポールが開口部の縁まで来ていて、これ以上長さのあるものは入らないのではないかと少し不安を感じます。個人的にはもう少しザックの高さが欲しいです。
マットもつけた全体像。マットはザック上部につけても良かったのですが、このザックの上部の固定ベルトが切れてしまったので、下部につけています。
総重量は11.55kgでした。
65リットルなら余裕
次に、65リットルのザックに詰めてみます。使うザックは以下のものです。こちらも5000円ぐらいの安いザックです。
【容量】65リットル
【重量】約2kg
【サイズ】 約70 x 40 x 19 cm
ちなみに、Amazonのザックは55、65、75リットルの3種類があります。
当然、入ります。胴回り部分、高さ、どちらもまだ余裕があります。もう少し長さ・太さのあるものも入れられそうです。
マットもつけた全体像。今度はマットを上部につけてました。
総重量は11.97kgでした。
5000円くらいのザック(バックパック)でも十分使える
ついでに、5000円くらいの安いザックについても書いておきます。
最初は安いザックでいいと思います。というか、私は安いものしか使ったことがありませんが、十分にバックパックキャンプに行けています。
ザックの荷重は腰部のベルトを使って腰で支えるのですが(だから、私のような腰痛持ちでも10kg以上の重量を担げるわけです。)、その点は安いザックでも機能しています。
さらに、上記の2つのザックについて、個別の感想を少し書いておきます。
OSEAGLEのザック(バックパック)
軽快というイメージです。
生地が薄くて軽やかです。ただ、このザックの上部の固定ベルトが切れてしまいました。そういう点から耐久性に若干の不安があります。しかし、5000円なら納得できるのではないでしょうか。
アマゾンのザック(バックパック)
堅牢というイメージです。
生地がしっかりとしていてゴツいです。ポケットなどの収納も多く便利な反面、少し重めです。あと、体に固定するベルトがすぐ緩むのが難点です。
まとめ
最初は、最低でも50リットル以上のザック(バックパック)を買うことをオススメします。安いもので十分です。
私は、最初にアマゾンのザックの65リットルを購入しました。
初めてのキャンプは思いのほか荷物が多くて大きくなり、65リットルという大容量で良かったです。
ただ一方で、荷物を小さくしザックも小さいものにしてキャンプに行くことに対する憧れもありますので、自分のキャンプの荷物の量に目処がつけば、それにあった小さいザックを買いたいですね。
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