ニンジャテント

バックパックキャンプ
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 ニンジャテントは、パーゴワークスが製造販売しているテントです。そして、パーゴワークスとは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドで、ニンジャタープやカーゴ55(ザック)など独創的な製品を開発しています。

ニンジャテントの概要

 ニンジャテントの特徴は、

  • いわゆる「2人用」の広さがあり、そして、魚(うお)座型のポール構造で居住性が高い
  • 最大重量が1.6kgと軽量である。
  • キャノピーが簡易タープになる。

というもので、徒歩・電車で行くバックパックキャンプに適したテントです。

ニンジャテントのスペック
【大きさ】D (短辺)120cm
     W(長辺)220cm
     H (高さ)105cm
【重量】最小重量 1160g(フライシート、インナーテント、ポール2本)
    最大重量 1600g
【素材】30Dナイロン(シリコンコーティング)
【ポール】DAC製のアルミポール
【価格】45,000円+税

ニンジャテントのパーツ

 収納状態は以下のとおりです。

 収納袋はポールを軸とした巻物のようになっていて、開くと中に設営方法が記載されています。

 各パーツは以下のとおりです。これ全部で重量が1.6kgしかありません。

重量

 ちなみに、重量の実測値は以下のとおりでした。

フライシート400g
インナーテント415g
ポール370g(185g x 2本)
グラウンドシート215g
ペグ、ガイライン(2本)
、リペアキット
(シームグリップは除く)
90g
シームグリップ60g
スタッフバッグ75g

 私の実測によると最小重量も最大重量も公式より25g重いことになりますが、計測による誤差だと思ってご容赦下さい。

 細かい話ですが、最大重量はシームグリップも込みの重量だと考えられるところ、普段のキャンプにシームグリップを持っていく必要はなく、その分の60gは軽くすることが可能なので、実質の最大重量は1565g(私の実測値)ということになります。

フロアはいわゆる「2人用」

 ニンジャテントのフロアは、大雑把に言えば長辺220cmx短辺120cmでいわゆる「2人用」の広さがあるため、ソロキャンプに十分な広さが確保されています。

 ただ、正確にはフロアの形は長方形ではなく台形になっており、出入口側の長辺は220cmですが、背面側の長辺は190cmとなっています。

フロアの形。上が背面側、下が出入口側。

 思うに、2本のポールを同じ長さにしつつ、出入口側の高さを少しでも確保するために、背面側の長辺の長さを短くしているのだろうと思います。

 フロアは長方形の方が使いやすいように思いますが、実際にテント内に入ってみると、台形だということを実感することはほぼありません。

 ちなみに、コット(コットワン コンバーチブル。幅68cm。)を入れたらこんな感じです。

魚座型のポール構造で居住性は高い

 ニンジャテントポール構造は魚座型ですので、X型よりも壁が垂直に近く居住性は高いです。もちろん自立します。

 狭いと感じることはないのですが、欲を言えば、ついでに天井部分にリッジポールも付けてより居住性を高めてもよかったのではないかと思いますが、リッジポールを追加する分重量が増加するなどのデメリットもあるので、一概には言えないのかもしれません。

 また、インナーテントの背面側にはガイロープが付いており、それをフライシートに接続することで室内の居住性をさらに広げるようなギミックもあります。

キャノピーが簡易タープに

 ニンジャテントの最大の特徴は、キャノピーが簡易タープになることだと私は思っています。ソロキャンプに適した大きさかつ重量が1.6kgと軽いテントで、キャノピーがタープになるテントってあまりないですよね(私が知らないだけかもしれませんが。)。

 キャノピーは意外と大きいものの、普通のタープと比べると日陰を作るということに関しては必ずしも十分ではないですが、雨の時にテントの外で調理できるのはありがたいです。

 機能的なことはさておいても、このキャノピーの下でイスに座っていると、なんとも言えず落ち着きます。天井があるとなんだか守られている気分になりますね。

 そして、キャノピーの中心部分には穴が開けられておりガイロープが1本通してあります。これは、キャノピーにたまる雨を逃す雨樋の役割を果たします。

 ポールを2本持っていけばキャノピーをタープ的に使うことができるのですが、逆にいうと、キャノピーをタープ的に使うためには別途ポールが2本必要となるということです。したがって、ニンジャテントをフルに活用しようとすると、ポール2本分の重量や容量が増えることになります。

 しかし、別途にタープとポール等を持っていくことを考えれば断然軽いしかさばりませんし、また、普通のタープ用のポールではなくトレッキングポールで十分なので、その場合には+500g程度の重量増加で済みます。

 ちなみに、個人的には、トレッキングポールの長さは135cmある方が開放感があっていいと思います。

 なお、付属のペグ(V字型のアルミペグ)は7本で、テント設営のためにペグが打てる箇所は7つ(テント4隅、背面部のガイロープ、前室のための2箇所)なので、フルにペグを打つと、キャノピー用のガイロープを固定するためのペグが足りなくなります。

トレッキングポールの先端にランタンを吊り下げることもできる

出入りがしやすい

 出入口は横幅も十分あり、高さもギリギリまでとられています。そして、魚座型のポール構造のため出入口部分が一番高くなる(公式では105cm)こともあって、広くて、出入りがしやすいです。

 出入口が広いので、外で組み立てたコットも入るのではないかと期待していましたが、さすがに入りませんでした。止むを得ず、コットのサイドフレームは外で挿入しましたが、脚の取り付けはテント内で行いました。

 長辺側の出入口は、前室も広くなる上、出入りもしやすいので、とて便利なのですが、インナーテントの短辺側にも荷物(というかコット)用の搬入口があると個人的には嬉しいです(そのようなテントはあまり見たことがないので、いろいろと難しいのでしょう。)。

 なお、出入口部分は普通の生地とメッシュ生地の二重になっているので、寒暖によってどちらにすることも可能です。

ベンチレーション

 ベンチレーションは、出入口側はキャノピーの左右に1つずつ、背面側はフライシートをたくし上げる形式のものが1つあるので、キャノピーを閉めていても風の通り道は確保されていることになります。

背面部のフライシートをたくし上げた状態

 なお、インナーテントの背面部にはジッパーがついていて、テント内から背面のベンチレーション(フライシートのたくし上げ)の操作ができるようになっています。

 インナーテントは、背面部分の上半分と出入口部分(前述のとおり、普通の生地とメッシュ生地の二重になっている)がメッシュになっているので、長辺側の一方から他方に風が抜ける構造になっています。

 インナーテントのバスタブ部の高さは約15cmあり、出入口自体はバスタブ部の上のところまで開くのですが、出入口のパネルの普通の布地部分はバスタブ部の上から約20cmのところまでしか開くことができません。つまり、出入口部分は、フロアから約35cmの高さより上の部分しかメッシュにすることができないのです。そして背面部分はほぼ上半分しかメッシュになっていないため、暑いときにテント内に寝ていると、せっかくテント内を抜ける風が吹いても風が体には当たらず、涼しさを感じにくいことが残念です。せめて、出入口部分をバスタブ部の上のところまでメッシュにすることができれば、体感的な涼しさが相当違うと思うのですが

ポケット

 テント内のポケットはメッシュポケットが6つあります。

 短辺側それぞれに、フロアの立ち上がりからすぐのところに2つ、天井に達する部分に1つあり、合計6つあります。

 個人的には6つもポケットはいらないですが、多い分には困ることはありません。頭のすぐそばに位置するポケットにはモバイルバッテリーなどを入れると便利です。

 欲を言えば、天井部分のメッシュポケットが水平であるとよかったのですが(水平であれば中にスマホを入れて寝ながら見ることができる)、無い物ねだりですね。

内部の吊り下げループ

 天井部分の4隅と長辺の中点2箇所に合計6つの吊り下げループがあります。

 それらのループにガイロープなどを通して張ればテント内にタオルなどを干すことが可能で、これが地味に便利です。

 ただ、ランタンをぶら下げる場所としては、個人的には天井の中心部分にループがあると良かったと思いますが、魚座型のポール構造だと難しいですかね。

シーラーは自分で

 縫い目にシームテープは貼ってありません。付属のシーラーを自分で塗るようにとの指示があるのですが、塗り方を調べてみると非常に面倒かつ時間がかかるようなので、私は塗っていません。

遮熱性は高くない

 テントのカラーはダークグレーですが、テント内は意外に明るいです。逆にいうと遮熱性は高くないようで、テント内にいても日光があたると熱さを感じます

収納は突っ込む

 インナーテントとフライシートは生地がサラサラしていて、非常に折りたたみにくいです。なので、折りたたむことは諦めて、端からバッグに突っ込んで収納していますが、これが逆にとても収納しやすいです(ポール等を除いて圧縮バッグに入れればさらにコンパクトになるでしょう。)。

 私はこんな感じに分けて収納しています。

 袋は全て100円ショップのものですが、インナーテントとフライシートを入れる袋は圧縮できるものにした方が良いと思います。

フライシートにガイロープ用のループなし

 フライシートにはガイロープ用のループはついていないので、風が強いときには向いていないテントなのかもしれません。

価格も安くはなく、入手機会も限られている

 いろいろと便利で楽しいギミックのあるニンジャテントですが、デメリットとしては、まず価格が高いです。税込みで49,500円と約5万円もします。
 そして、購入しようとしてもすぐには買えません。原則として公式サイトのみでの販売であり、なおかつ、現在品切れ中で予約しつつ次の販売タイミングを待つしかないです。

まとめ

 ニンジャテントは、価格も高く入手機会も限られていますが、①いわゆる「2人用」の広さがあり、かつ魚座型のポール構造で居住性が高く、②重量が1.6kgと軽量でありながら、③キャノピーが簡易タープになるという、バックパックキャンプにおいて使いやすく楽しいテントだと思います。

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