バックパックキャンプのバーナー

バックパックキャンプ
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 バーナーにもガスアルコール固形燃料といろいろありますが、徒歩・電車で行くソロのバックパックキャンプなら、どれがいいのでしょうか。

ガスバーナー

 ガスバーナーは、火力調整や消火が簡単で、比較的火力が強い便利なバーナーです。ただ、バーナー本体の他にガス缶が必要となります。

 ガス缶にはCB缶とOD缶の2種類があります。燃焼時間はバーナーによって異なりますが、目安としてはガス250gあたりおよそ1〜2時間です。

 以下は、ガス缶の比較表です。

CB缶OD缶 110OD缶 250OD缶 500
重さ約350g約200g約400g約700g
サイズ(直径x高さ)約7cm x 20cm約9cm × 6.5cm約11cm × 9cm約11cm × 15cm
ガス容量約250g約110g約250g約500g
価格(1本あたり)約100円〜約500円約600円約1000円

CB缶

 CB缶のCBとはカセットボンベ(Cassette gas Bombe)のことです。つまり、CB缶とは家庭でよく見かけるカセットコンロに使うあのガス缶のことです。

 CB缶は、スーパーや100円ショップなどで比較的どこでででもそして安く手に入ります。

 CB缶用のガスバーナーの中で私が個人的に気になっているのは、SOTO(ソト)のGストーブ ST-320です。コンパクトになるのがいいですね。

OD缶

 OD缶のODとはアウトドア(OutDoor)のことです。OD缶は名前の如くアウトドアで使うことを目的としたガス缶です。アウトドア用品の店などに行かないと売っていません少々お高いです。サイズは110、250、500の3つがあります。

 OD缶用のガスバーナーの中で、私は、SOTO(ソト)のマイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310
(と4本ゴトク)を使っています。

 コールマンのパックアウェイ ソロクッカーセット(直径12.5cm x 高さ15cm)などの直径が12cm強の丸型クッカーであれば、250のOD缶がピッタリ入ります。さらに、ウィンドマスターなどの小さくなるバーナーなら、OD缶とバーナーがクッカーの中に収まりますコールマンのパックアウェイ ソロクッカーセットSOTO(ソト)のウィンドマスター、250のOD缶というセットは、ゆるキャン△というアニメにも描かれていたセットだそうです。)。

 私はモンベルのアルパインクッカー ディープ 11(直径13.0cm × 高さ15.5cm)というクッカーを使っていますが、この中にも250のOD缶とウィンドマスターは収まります。

 ただ、クッカーの中に収まるとはいえ、クッカー自体もそれなりに大きいし、ガス缶も含める700gくらいになって思った以上にズシリと重さを感じます。私としては、バックパックキャンプなので、もう少し小さいクッカーにしてコンパクトにしたいと考えています。そうなると、ガス缶はどうするんだという話にはなるのですが。

 ちなみに、SOTO(ソト)のウィンドマスターモンベルのアルパインクッカー ディープ 11も息子が買い揃えたもので、私は借りて使っているだけです。

アルコールバーナー

 アルコールバーナーは、燃料用アルコールを入れて使うバーナーです。蓋で火力調節ができるものもあります。燃料を使い切るか蓋をすることで消火します。バーナー本体は比較的コンパクトですが、その他に燃料のアルコール、五徳、風防が必要です。

 燃焼時間は、これもバーナーによって異なりますが、目安としてはアルコール70mlあたりおよそ25分のようです。

燃料用アルコール

 燃料用アルコールはドラッグストアなどに売っています。値段は、メタノールを主成分とするものであれば、500mlで約500円です。他にもエタノールを主成分とするものもあります。キャンプに行く際には燃料用アルコールを小分けのボトルに入れて持っていくようです。

バーナー本体

 バーナー本体は、トランギア のアルコールバーナーエスビット のアルコールバーナーなどが有名です。空き缶などを使っての自作も比較的簡単にできるようです。

トランギア アルコールバーナー
【収納時サイズ】直径7.5cm × 高さ4.5cm
【重量】110g
エスビット アルコールバーナー
【収納時サイズ】直径7.4cm × 高さ4.6cm
【重量】92g

固形燃料

 固形燃料は、100円ショップで売っていますので、安く簡単に手に入ります。固形燃料に加えて五徳と風防さえあれば使えるので(どちらもとりあえず100円ショップのもので間に合います。)、コンパクトになりますし重宝します。

 一度着火すると基本的に燃え尽きるまで使い切りますし、火力調整もできません。一見不便なようですが、実際には火力調整が必要となる場面はほとんどありませんし、燃焼時間は固形燃料のサイズで調整できます。

 30gなら燃焼時間は20~25分で、お米1合を炊飯するのにちょうどいいです。

自動炊飯

 固形燃料のいいところは、なんと言っても自動炊飯ができることです。

 自動炊飯とは、火加減の調節や消火をしなくとも、火にかけて放置しておけば簡単にご飯が炊き上がるという炊飯方法です(事前の吸水と事後の蒸らしは必要です。)。燃料を調整すればアルコールバーナーでもできるようですが、固形燃料ならば着火するだけです。

検討

 比較してみると、やはり使いやすさはガスバーナーです。ただし、少々値段が高いですし、ガス缶が荷物の中で場所をとります。

 アルコールバーナーは風情があってよさそうなのですが、電車で行くバックパックキャンプだと注意が必要です。燃料用アルコールの車内持ち込みが禁止である可能性が高いからです。

 私は、もっぱら固形燃料を使っています(ガスバーナーも一応持っていくのですがほぼ使いません。)。キャンプに行けば焚き火をするので、夕食の調理は焚き火でします。炊飯と翌朝の調理は固形燃料を使います。炊飯は固形燃料が自動炊飯ができて大変便利ですし、朝食は大したものは作らないので、固形燃料で十分です。ちなみに、固形燃料でもホットサンドを作ることは可能です。

 何かバーナーを1つというのであれば、出費を抑えられるし、とりあえず固形燃料でいいと思います。セリアなら五徳も100円で売っています。同様に100円ショップで売っているアルミのパウンドケーキ型の底部分をハサミで切り抜けば、とりあえずの風防になります。もっと言えば、食事はおにぎり、サンドイッチ、弁当などを持っていけば火を使う必要はほとんどありません(後はお湯を沸かすくらいでしょうか)。とりあえず一度キャンプに行ってみて、その後でゆっくり自分にあった方法・製品を検討した方が楽しいです。

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