BDK-17
BDK-17は、 BUNDOK(バンドック )というブランドからツーリングテントという名で販売されている1〜2人用のテントです。現在は後継モデルのBDK-18が販売されています。なんといっても驚くのはその値段です。BDK-18は、Amazonにてなんと5,980円で販売されています。
BDK-17を使う機会があったので、バックパックキャンプという観点から、私が持っているGeerTopのLibraと使い心地を比べてみたいと思います。
まず、カタログスペックから見ていきます。
- フロア:200x110cm
- 収納サイズ:43.5×13.5×13.5cm
- 重量:約2.14kg(グラウンドシートなし)
- 耐水圧:約1000mm
- 価格:5,980円(Amazon)
- フロア:210x125cm
- 収納サイズ:43x11x11cm
- 重量:1.81kg(グラウンドシートあり)
- 耐水圧:8000mm
- 価格: 12,900円(Amazon)
ちなみに、BDK-17とLibraのどちらもダブルウォール(フライシートとインナーテントの二重構造)です。
BDK-17の使用感
やはり自立型は良い
LibraはポールがY型で半自立型なのですが、BDK-17はポールがX型の自立型のテントです。やはり自立型のテントは便利ですね。組み立てた後に場所を移動する、翌朝、床面の裏側を日に当てて干すといったことが簡単にできます。
居住性も悪くない
フロアの広さは、Libraは210x125cmですが、BDK-17は200x110cmと若干狭いです。実際にBDK-17を使ってみると、確かにLibraよりフロアは狭い感じを受けますが、ポールがX型でフロアの四隅から立ち上がっているためLibraより壁からの圧迫感は小さいです。
なお、私は、マットではなくコット(DESERT WALKERのコット)を使っているのです。外で組み立てたコットをテントの中に入れようとしたら、BDK-17は長辺側に出入口があるため、つっかえて入りませんでした。しょうがないのでコットの足はテントの中で取り付けましたが、少し面倒でした。
BDK-17にはリッジポールが付属してます。ただ、残念ながらリッジポールはフライシートにつけるだけの構造なので、インナーテントの居住性は上がりません。しかし、リッジポールのおかげ(と前室が長辺側にあるおかげ)で、私でも荷物を置こうかと思わせるほど、前室が立体的に広いです。Libraの前室は(とくに上部が)狭くて、靴以外のものを置く気にはなれませんでした。
また、出入口部分が長辺側の両方にあり、メッシュ状態にすることもできるので、開放感があります。
重量・大きさも気にならない
重量は、Libraは1.81kgのところBDK-17は約2.14kgと、およそ300gくらい重いようですが、バックパックキャンプにおいても気になりませんでした。バックパックに入れて移動中に重いとは感じません。
大きさ(収納サイズ)は、Libraが43x11x11cm、BDK-17が43.5×13.5×13.5cmで、BDK-17の方が少し大きいようですが、ほぼ同じです。
雨が染みてきた
BDK-17を使った際、夜、雨に降られたのですが、フライシートの裏側に雨が染みてきました。耐水圧が少し低いせいかもしれませんし、使い古しのものだったからかもしれません。長辺側は前室がありフライシートとインナーテントが離れているのでいいのですが、短辺側はその2つが接しているのでインナーテントの内側にも雨が染みてきました。そのせいで何か不便があったわけではありませんが、少し不安になりました。
なお、翌朝は晴れたので、テントを日に干すと結構早く乾きました。
グラウンドシートはないが
グラウンドシートは付いていませんが、不便さは感じませんでした。Libraは付属のグラウンドシートでインナーテントが保護されていていいと思っていましたが、なくてもいいのではないかと感じました。ブルーシートなどを敷くこともなくBDK-17を使いましたが、雨に降られても(地面が河原だったおかげもあるかもしれませんが)、床から水が染みてくることもなく、インナーテントがひどく汚れることもありませんでした。
終わりに
ソロのバックパックキャンプでも十分持っていける重量・大きさで、居住性も悪くない。雨のときは多少気になったり、個人的にはコットを中で組み立てなければいけないことが少し面倒ではありますが、最初のテントはBDK-17(今ならBDK-18)でも良かったかなと思います。
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