バックパックキャンプのザック CARGO 55

バックパックキャンプ
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 CARGO 55を買いました。

CARGO 55

 CARGO 55パーゴワークスが製造販売しているザックです。そして、パーゴワークスとは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドで、ニンジャタープやニンジャテントなど独創的な製品を開発しています。

CARGO 55のスペック
【サイズ】約800x300x250mm
【容量】約55L
【単体重量】約1200g(付属品含まず)
【主素材】420Dナイロン

 私は、ずっと5000円くらいの安価なザックを使っており、いつかは新しいザックに買い換えたいと思ってはいたのですが、荷物の量が大きく増減しそうでザックの容量をどうするか決めかねていた上に、どのメーカーのザックの同じようなものに見えたことから、とくに気になるザックもなく、買い換えずにいました。

 しかし、CARGO 55をネットで見た時に、思わず即買いしてしまいました。

一見、普通のザックです。しかし・・・

このように分解できるのです。

 全てのパーツが脱着式なので、
荷物の容量によって「ザック」の大きさを変えることができる
・キャンプに行った際の荷物の整頓がしやすいに違いない
と思って、一目惚れしてしまいました。

CARGO 55の各パーツ

本体
トップリッド 約10L
インナーバッグ 15L
インナーバッグ 30L
サイドポケット 1.5〜2L x2
ボトルポケット x2

本体

本体を展開

 本体は、このように平面状に展開できる構造になっています。

 CARGO 55は、荷物を「入れる」のではなく、荷物を前後に「挟む」ことで収納します。

 公式サイトを見ると、CARGO 55は「背負子」(しょいこ)をイメージして開発されたようです(背負子というのは、昔話でおじいさんが山へ柴刈りに行く時に背中に背負っているあの運搬道具です。)。

 インナーバッグにキャンプ道具を入れてそれを本体で挟むというのが基本の使い方ですが、無理にインナーバッグを使う必要はありません。インナーバッグに入らないものは、そのまま挟んで収納することができます。

本体を側面から

 本体は、左右各3箇所、上部1箇所の計7箇所のベルトによって挟んだ荷物を固定するようになっており、ベルトの長さを調節することで厚いものでも挟むことができます。

本体を背面から

 ヒップベルトは、ベルトを内側に引くことで長さを調節できるようになっています。また、自分の体に合わせて上下の位置を調節することも可能です。

トップリッド 約10L

トップリッドを上から
トップリッド 開口部

 トップリッドの収納はジッパー式です。

インナーバッグ 15L

小さなインナーバッグはジッパー式
さらに左右の器具を接続

 小さい方のインナーバッグはジッパー式です。ジッパーを締めた後にさらに左右の器具を接続して閉じるようになっています。ジッパーを締めた後、荷物の量が少なければ、余った部分を巻いた上で器具を接続するといい感じです。

インナーバッグ 30L

大きなインナーバッグの開口部。中の黄色いものはテント。
巻いて閉じた状態
全体像

 大きい方のインナーバッグはロールアップ式です。

 写真はほぼ満杯まで荷物を入れています。

 今回は、衣類、傘、財布等以外はすべて、大きい方のインナーバッグ大に入れてみました。入れ過ぎの感はありますが、この中にはコットワン コンバーチブルまで入っています(バックパックキャンプでコットワン コンバーチブルを持っていく人はいないでしょうが。)。

 公式によれば、大きい方のインナーバッグの容量は30Lということですが、実際にはもっと入ります。今回の荷物を詰めた状態での大きい方のインナーバッグのサイズは、およそ幅30x奥行20x高さ60cmだったので、ざっくりいうと36L入った計算になります。

 大小どちらのインナーバッグも、グレーという色も相まって、道具を入れて仕舞った状態はまるで風呂敷のようです。なお、インナーバッグは大小2つとも、「縫い目をシームした簡易防水使用」(CARGO 55説明書)とのことです。

サイドポケット

サイドポケット 表
サイドポケット 裏

 サイドポケットは2つ付いてきます。作りはしっかりしていますが、1つの重量が約100gあります。

 サイドポケットは、思いのほか容量が大きく、たくさんのもの収納することができます(公式サイトを見ると「約1.5L」と「2L」という2つの表記があります。)。サイドポケットの裏には、ベルトを通す部分があり、そこに本体のサイドベルトを通して取り付けます。

 しかし、荷物をたくさん詰めたサイドポケットを側面に取り付けていると、本体のサイドベルトの操作・調節がやりにくいですね。

ボトルポケット 

ボトルポケット 表

 ボトルポケットも2つ付いてきます。1つの重量が約60gです。

 ボトルポケットの裏にはベルトを通す箇所が大小2つあり、小さい方を妻えばサイドベルトに、大きい方を使えばヒップベルトに取り付けることも可能です。

CARGO 55の使用感

背負心地は軽やか

 背負心地は「軽やか」で、ザックが体に吸い付くような感じです(荷物の総重量は約15kg)。安価なザックしか使ってこなかったからかもしれませんが、同じ重量でも背負いやすさがこんなにも違うものなのかと感じ入りました。

 ただ、個人的には、ヒップベルトの中心部分が出っ張っている腰の背骨にコツっと当たるのが気になります(私の背負い方、調節の仕方が悪いのかもしれませんし、私の骨格のせいかもしれません。)。

自由度が高い

 収納の自由度は非常に高いです。

 とにかく挟むことができれば担いで持って行けますし、パーツが着脱式なこともあって、ついつい、もっと自分のスタイルにあった収納方法はないだろうかと考えてしまうザックです。

 例えば、今回は、サイドポケットも使わずとにかくスリムにしようという方針で収納しました。

 まず大きい方のインナーバッグを取り付けます。

 もうそれだけで本体はいっぱいいっぱいのように見えます。しかし、それでも、小さい方のインナーバッグを取り付けます。

 上部のベルトを長くすれば、見栄えはともかく取り付けることができます。で、さらにトップリッドを取り付けます。

 トップリッドをつければ、見た目的にもなんとか収まります。

 このように幅を細くすれば、担いで駅を歩いていても、電車の中で置いていても、邪魔になりにくいですしね。ちなみに、この状態でのサイズは、およそ幅30x奥行20x高さ75cmでした。

荷物の整頓のしやすさ

 インナーバッグをザックから取り外せるので、テント内の整頓はしやすいです。特に、私は小さい方のインナーバッグに衣類等を入れているのですが、この小さい方のインナーバッグをザックから取り外して枕元に置いておくと便利です。

 しかし、一番散らかる原因となる細々としたクッカーなどの道具類は、結局まとめて別の袋に入れているので、思ったほどではないというのが実感です。

まとめ

 CARGO 55は自由度が高く、どのように荷物を入れてやろうかと考える楽しみがありますし、実際にいろいろと収納できます。使っていて面白いザックです。普通のザックではピンと来ない人は選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか

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