100円ショップのパウンドケーキ型で炊飯

バックパックキャンプ
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 しばらくキャンプに行けそうになかったので、自宅で炊飯の練習をすることにしました。ちょっと変わった方法で炊飯をしてみようと、100円ショップの道具だけで炊飯をしてみました。

準備

 準備したものは以下のとおりです。お米と水以外は、全て100円ショップで買えるものばかりです。

  • パウンドケーキ型《S》2つ
  • アルミホイル
  • つまようじ
  • 固形燃料 30g    1つ
  • お米(無洗米)    0.5合
  • 水          100cc

 パウンドケーキ型は、炊飯の容器(なべ)用に1つ、固形燃料の五徳用に1つです。アルミホイルは、ふたとして使いました。つまようじは、ふたであるアルミホイルに蒸気穴を空けるために使いました。

 私1人では、お米1合は多すぎで、0.5合で十分だったので、パウンドケーキ型の大きさも《S》にしました。炊き上がったら0.5合で容器にいっぱいになったので、1合炊く人は《M》などもっと大きいパウンドケーキ型を使った方がいいです。

吸水

 まず、お米(無洗米)0.5合と水100ccをパウンドケーキ型に入れて、お米に吸水させるために30分ほど放置しました。ご飯に芯が残らないのようにしっかり吸水させた方がいいのですが、6月で気温も高かったので、吸水時間は30分にしました。

 その後、アルミホイルでふたをし、つまようじで左右3か所ずつ(合計6か所)小さい穴を開けて、蒸気穴としました。アルミホイル程度のふたで大丈夫なのか、圧力はかかるのか心配でしたが、パウンドケーキ型の縁にアルミホイルをキュッキュッと指で押し付ければ、結構しっかり閉まります。

炊飯

 吸水が終わった後、もう1つのパウンドケーキ型に固形燃料を置いてライターで着火し、その上に、お米を入れた容器を置きました。

 固形燃料は30gで、燃焼時間はおよそ20〜25分。火をつけた後は、放置して「自動炊飯」とする予定でした。つまり、沸騰した後も弱火(固形燃料の火力も衰えてくるはず)で、火が消えるまで火にかけておくつもりでした。しかし、固形燃料に火をつけてみると、容器が小さいこともあって予想以上に火力が強く見えます。このままでは「自動炊飯」で放置していると焦げそうな予感がします。

 着火後5分くらいで、沸騰し始め、アルミホイルが膨らんで蒸気穴から蒸気が出始めました。そして、着火後10分くらいで、焦げくさい匂いがし始めました。このまま火にかけていると絶対に焦げると思って「自動炊飯」を諦め、火から下ろしました。

蒸らし

 蒸らし時間は15分の予定だったのですが、さすがに火にかけていた時間が10分だけだった上に蒸らし時間が15分だけでは短すぎてご飯に芯が残るのではないかと心配だったので、弱火にかけておくはずだった時間(10〜15分)を加えて、30分ほど蒸らしました。6月で気温が高かったので、タオルなどで包むことはせず、そのまま放置で蒸らしました。

 結局10分程度しか火にはかけていなかった上に、焦げくさい匂いがかなり強かったので、失敗したかなとかなり不安を感じつつ、出来上がりの確認をしたいのを我慢して、蒸らし時間が過ぎるのを待ちました。

炊き上がり

 やっと蒸らし時間が終わって、どきどきしながらアルミの蓋をとると、あれ、思ったよりいい感じに炊けてる。口に入れてみると、お焦げのいい香りが口の中に広がり、美味しい!

 結果としては、火が当たっていた底の中心部分が少し焦げていましたが、これがちょうどいい「お焦げ」となって、いかにもキャンプ炊飯という感じに仕上がりました。

 「自動炊飯」というわけにはいきませんでしたが、お焦げの匂いがしたら火から下ろすだけなので、そこまで大変ではないですね。火から下ろすタイミングさえ間違わなければ、十分美味しく炊けることがわかりました。

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