私は、もっぱら徒歩・電車でバックパックキャンプに行っているのですが、コットワン コンバーチブルを購入してしまいました。結論としては、バックパックキャンプでも(なんとか)コットワン コンバーチブルは持っていける!です。
※ コットとは、「アウトドア用の簡易ベッド」のことで、腰痛持ちの人にとっては大変ありがたいキャンプ道具です。
DESERT WALKERのコットを使っていたが
私は腰痛持ちなので、キャンプではコットなしには寝られません。そのため、今まではDESERT WALKERのコット(以下「DWコット」といいます。)を使っていました。
【サイズ】185x60x15cm
【収納サイズ】53xφ12cm
【重量】1.3kg
【価格】9,200円(Amazon)
DWコットは私が初めて使ったコットで、コットとはなんと素晴らしいものなのかと開眼させてくれたアイテムです。
DWコットの良い点は次のとおりです。
・安い
・軽い
・収納サイズが意外にコンパクト
・コットなので腰痛持ちに優しい
しかし、不満な点もあります。
・幅が狭い
・足の部分が外れやすく、安定性にかける
・沈み込みが大きい
沈み込みが大きいことについては最近気付いたので、最初からなのか、使っているうちになったのかは不明です。あるとき、DWコットに座ったらお尻が地面についてしまいました。シートの生地が伸びてきたのかなとも思いましたが、座ったまま脚部分を見てみるとかなりフレームがたわんでいます。一番最初に組み立てたときには、(慣れていないせいもあって)フレームが硬くて脚部分をサイドフレームになかなか取り付けることができないほどでしたが、実はフレームの剛性は弱いのかもしれないと感じました。横になっている分には宙に浮いているので問題はないのですが。
1番不満だった点は、幅が狭いことです。DWコットの幅は、カタログスペックでは60cm、実測すると約57cmですが、やはり微妙に肘の置き所に困ります。さらに、私の体格はおよそ身長170cm、体重70kgですが、脚部分の接続部がちょうど肘のあたりにあたって余計に所在がありません。キャンプは不便さを楽しむものだ、そのうち慣れると思っていましたが、右腕が腱鞘炎気味なことも相まってどうも落ち着きません。
そこで、大きさ・重さにはある程度目を瞑って、幅の広いコットを思い切って購入することにしました。
Helinoxのコットを買う決意をする
まず、カタログスペックで検討
定評のある軽量のコットといえばHelinoxのコットです。DWコットを買った時から、いつかはHelinoxのコットを使ってみたいと思っていたので、今回は、ちょっと高いですが、Helinoxのコットを買うことにしました。
日本にはHelinoxブランドを取り扱っている会社が2社あって、それぞれが別々に商品ラインナップを展開しています。コットも2社から別々のラインナップで販売されていて、デザインやサイズなどが微妙に異なっています。
以下に、私が検討対象としたHelinoxのコットの一覧(比較のためにDWコットも含めています。)を掲げておきます。
商品名 | サイズ (長さx幅x高さ) | 収納サイズ | 重量 | 本体価格 |
DESERT WALKER コット | 185x60x15cm | 53xφ12cm | 1.3kg | |
ライトコット | 185x60x13cm | 52x13x13cm | 1.26kg | 29,000円 |
コットワン コンバーチブル | 190x68x16cm | 54x16x16cm | 2.32kg | 35,500円 |
コットマックス コンバーチブル | 210x75x16cm | 58x16x16cm | 2.96kg | 45,000円 |
タクティカル コット コンバーチブル | 190×68x16cm | 54×16.5cm | 2.54kg | 44,000円 |
コットホーム コンバーチブル | 190×75×16cm | 58xφ17.5cm | 2.475kg | 46,000円 |
- 今回は幅が広いことが前提なので、ライトコットはなし。
- コットマックスは、幅が75cmと広いことは魅力的だが、長さが210cmもあってテントに入らない可能性が高い。
- コットホーム も幅が75cmなのに長さは190cmのまま。でもさすがに高いし(消費税を入れると5万円を超える。)、よく見たらコットマックスよりも収納サイズが大きい。
などと考えて、結局、
コットワンやタクティカル コットでは幅が8cmしか広くならないから、できればコットホームがいいな。
と、コットホームを中心に検討することにしました。
実店舗を回ってみた
とはいえ、さすがに5万円の買い物です。商品の実物も見ずにネットで買うのは躊躇します。
そこで、いろいろとアウトドアショップを回って実物を探しました。
収納状態で置いてある店はいくつかありました。収納状態のコットホーム は、やはり大きいし、軽くはないな、というイメージです。
しかし、組み立てて展示している店舗が見つかりません。
A&Fの店舗にも行ってみました。コットが置いてありました。大きいコットだなと思って、店員さんの了解をもらって横になってみると、広い!十分に広い!これは絶対にコットホーム に違いないと思い、店員さんに確認するとタクティカル コットとのこと。信じられずに、メジャーで横幅を測ってもらいましたが、確かに68cmでタクティカル コットでした。
ついでに収納状態のコットホームとタクティカル コットを比べましたが、コットホームはやはり大きいです。店員さん曰く「このようなコットを使う人は自動車でキャンプに行く人ばかりですから、これくらいの大きさの違いは関係ありません。」と。いや、私は自動車は持っておらず、バックパックだけでキャンプに行くのだが・・・。
店を出てから、考えました。
- 幅は68cmあれば快適ということだ。
- 68cmであればコットワンとタクティカル コットも選択肢に入ってくる。
- その2つならば、値段も1万円も安く、重量・収納サイズも少しだけ小さいコットワンの方がいい。
- 確かに幅75cmのコットホームならば間違いないであろう。
- しかし、やはり1万円の価格差は大きいし、コットワンの方が収納サイズも重量も小さい・・・。
そして、
コットワンでいいんじゃないかな。コットワンにしよう!
とコットワンを購入することを決めました。
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